*見どころ
まず、ノズルを移動するアームが壁ギリギリでも当たることなくすれすれで軌道計算しているところが見れる。
強烈な衝撃力により、ガーネットの中で最も硬く割れにくい#80オーストラリアガーネットでさえ、粉砕されて粉塵と化している。
自動生成プログラムが自己判断でノズルの移動時にブラスト停止にするかブラスト噴射し続けるかは決めているのだが、途中移動しながら停止しているときはすぐさま粉塵が消えていることから集塵の強さも証明されている。
(参考動画 低圧でのテスト風景)
(参考動画 円錐コーン シュミレーション キャプチャ―)
すでに、アルファ1ブラストロボットのために私達がお手伝いしている状況で今まで体験したことが無い奇妙な感覚になった。
このような狭い部屋でハイパワーなテストをブラスト作業者にさせると大抵は嫌がるし、視界が悪いためブラストの打ち方が乱雑になり表面処理の素地調整状態が安定しない。なので、ブラスト作業者のご機嫌を損なわないようにしなければならない。
しかし、アルファ1ブラストロボットの場合はブラスト処理の計画から方法、処理条件までシュミレートとして記録までしてくれる。一台で5人くらいの活躍をしてくれるので当然すでに人間よりも上になってしまった。少なくとも私はそう思ったので、テスト終了時に掃除くらいはさせてもらった。その、掃除自体の方が時間が、かかってしまったのでアルファ1ブラストロボットに、次回までに部屋の中をエアーブローしながらみずから掃除するタスクを自動作成してもらい、私は何もしないことにするつもりだ。
もの凄く仕事のできる優秀なアルファ1ブラストロボットのおかげで毎回、(株)関東アスコン・木更津でテストするのが楽しみでしょうがない。
次回は、GRH7-10によるスチールグリッドを自動連続噴射ユニットを使用して連続運転のテストを行う。完全なる無人化となる。研削材の自動選別供給ユニットも10月までには揃うので、組み合わせにより6通りの使い方ができるようになる。更にブラスト機も何パターンか用意すするので国内・外で行うほぼすべてのブラストテストは可能となる。