2020年3月25日水曜日

2020.03.25 新バージョンのビジュアルスキャンからのブラストの精度

2回目のブラストの確認だが、ビジュアルスキャンからの精度の確認を簡易的に行った。
昨年、シドニーへアルファ1ブラストロボットを里帰りさせてからの初めての本ブラストである。まずは小物から再確認を始める。
ビジュアルスキャンは、人間の作業者と同じく、まず目で対象物を確認し脳で手順を考え、実行するプロセスをとる。なのでこの機能に一つでも問題ある場合は成立しない。
要するに健康体でなければならない。普通のロボットの場合は「作業の計画」を自分で考えることはしないので多少機器にに問題があっても動くのだが、アルファ1ブラストロボットはそうはいかない。セレクトモード的には普通のロボットモードもあるのだがそれでは意味がないので使わない。あくまでも、対人間にこだわる。

結果は当然のことながら精度は上がっていた。

特に、位置と形状把握の精度が上がり、極めてできるだけ無駄な動きをせず徹底的に自分で勝手にブラスト計画を立てて始め、終了した。

これで次回からAIブラストの試験を開始できる。

下記の写真は配管部品φ200 45度エルボの屋外暴露数年経っているテストピースをSN156-550 1.0Mpa (元圧1.2Mpa) ネオブラスト G1で動作含めて6分の計画を自己生成した結果。
特筆すべきは、架台のH鋼が無駄にブラストされていない事、45度エルボの底下部、及び内面はブラストされているが架台のH鋼はほぼブラストされていない事である。
ブラスト中は粉塵量が多くカメラでも全く見えない状況である。







厚地鉄工㈱関東アスコン 〒102-0073東京都千代田区九段北1丁目7番3号九段岡澤ビル3階 TEL:03-6261-6530 FAX:03-3221-6833

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国際規格のブラスト工法